学院高等部へようこそ
青山学院高等部は、青春時代を共に生き、共に学び、共に祈り、共に仕えあう共同体として、これまで長い歴史を刻んで参りました。この学び舎で多くの人が思い出深い高校生活を送り、成長し、巣立っていきました。
青山学院高等部は、常に開かれた共同体として、様々な背景の生徒たちを受け入れてきました。高等部では、幼稚園、初等部、中等部の各段階で入学してくる生徒に加えて、高等部で入学してくる、国内出身の人と、帰国生として入学してくる人、さらに少数ですが外国からの留学生など、さまざまに異なった背景を持つ人がお互いを認め合って共に学校生活を送っています。それによって生徒達はお互いから学び、学校はさらに外の世界とのつながりを持てるよう、努力しています。
キリスト教主義である本校は、毎日礼拝を行い、聖書の言葉を通して自分の生き方を振り返るときを持っています。授業では中学校時代の基礎の上に更に高度な学習を積んでいきます。高等部には伝統ある英語教育のみならず、様々な種類の知的好奇心を満足させてくれる授業がいくつも設けられています。
さらに、クラブ活動や学校行事も盛んです。文化祭をはじめとする、生徒が中心になって企画、実施する行事や、修学旅行、国際交流プログラム等があり、その中で自主性を養い、生徒同士が共に交わりを深め、協力することの大切さとその喜びを知り、体を鍛え、視野を広めていくことが出来ます。
明治から大正時代にかけて活躍したキリスト者の偉大な思想家、内村鑑三は次のような言葉を残しました。
I for Japan, 自分は日本のため
Japan for the World, 日本は世界のため
the World for Christ, 世界はキリストのため
And all for God. そしてすべては神のため
この高等部での学び、経験、そして出会いを通して、生徒一人一人が人間として一層大きく育ち、日本のため、世界のために「地の塩、世の光」として夢をもって歩み続ける人物となれるよう、教育の業に励んでいきたいと考えております。
青山学院高等部 部長
西川 良三